11月になると日本各地でにぎわう「酉の市」。
威勢のいい掛け声と、色鮮やかな熊手の数々。
あの独特の熱気に、なんだか
運をつかめそうな気がしてきますよね。
実はこの酉の市、正しい参拝方法や
熊手の選び方を知ることで、
運気をぐんと引き寄せることができるんです。
本記事では、商売繁盛・金運アップを
願う人のために、酉の市の意味から
熊手の買い方、飾り方、
そして開運につながる行動まで、
わかりやすく完全解説します!
酉の市(とりのいち)って、
いったいどういう行事なのでしょう?
代表的なのが浅草の浅草寺の酉の市とか。
花園神社とか。
もちろん東京都内だけでなく
川口や川越、横浜など首都圏の都市でも
酉の市が行われています。
大宮氷川神社の酉の市もすごい
賑わいですね~。
私の地元(というかいま住んでいる)
江東区では、門前仲町にある
富岡八幡宮で酉の市、やっています。

私は2022年は11月28日の夜に
家族で行きました。
行きつけのお店がご縁あって
できたので、今年も同じお店で購入!

あの掛け声が良いんですよね~。
たしか、1万円以上のものを
購入すればやってくれるかも?

↑たぶんw
酉の市とは
「1年の無事に感謝し、きたる年の幸を願う」
というもの。
福をかきこむと言われる
「熊手」
はぜひともゲットしておきたいところですね!
酉の市とは?商売繁盛を願う日本の伝統行事
酉の市の起源と歴史
酉の市の起源は江戸時代の中期、
東京都台東区の
「鷲神社(おおとりじんじゃ)」
で始まったとされています。
毎年11月の「酉の日」に行われ、
農民たちが秋の収穫を祝い、
武運長久や商売繁盛を
祈願したのが始まりです。
当時は「酉の祭」と呼ばれ、
神社の境内で農具や収穫物が並び、
やがて熊手が縁起物として
売られるようになりました。
熊手が「福をかき集める」象徴とされ、
江戸の商人たちの間で人気を博したことで、
現在のような
「商売繁盛の祭り」
として発展していったのです。
なぜ「酉の日」に行われるのか
「酉の日」とは、十二支で日にちを数える
「十二支暦(じゅうにしごよみ)」
に由来します。
十二支は年だけでなく日にも当てはめられ、
「子の日」「丑の日」
などがあります。
その中で「酉の日」は、
“取り込む”=“運を取り込む”
という語呂合わせから縁起が良いとされ、
酉の市がこの日に開催されるようになりました。
11月に2回または3回ある
「酉の日」は、それぞれ
「一の酉」
「二の酉」
「三の酉」
と呼ばれ、特に三の酉がある年は
「火事が多い年」とされ、
厄除けの意味でも多くの人が参拝します。
酉の市が開運につながる理由
酉の市はただの祭りではなく、
「運をつかむ・福を呼び込む」
行事として日本人の信仰心に根付いています。
商人にとっては一年の締めくくりと
新しい年の準備を意味し、
熊手を新調することで
“福を更新する”と考えられています。
また、屋台や縁起物が多く並ぶ
賑やかな雰囲気自体が
「陽の気」を高め、訪れることで
自然と運気を上げる効果がある
といわれます。
古くからの風習を守ることで、
現代でも
「努力+縁起+信仰=成功」
の循環を生み出しているのです。
商売繁盛の神様・鷲神社との関係
酉の市といえば、やはり
鷲神社(おおとりじんじゃ)が有名です。
東京都台東区浅草の鷲神社は
(厳密には千束ですがw)
「日本最大の酉の市」と呼ばれ、
毎年数十万人の参拝客でにぎわいます。
ここに祀られているのは
日本武尊(やまとたけるのみこと)で、
勝負運や開運の神様
としても知られています。
日本武尊が東征の際にこの地で
戦勝祈願をしたという伝説があり、
そこから「勝負に勝つ」
「商売に勝つ」
神様として信仰されるようになりました。
鷲神社の熊手は特に
“勝ち運”を呼ぶとして人気です。
日本全国の主な酉の市の開催地一覧
酉の市は関東だけでなく、
全国各地の鷲神社や
大鳥神社でも開催されています。
以下は主な開催地です👇
都道府県 主な開催神社 特徴
東京 鷲神社(浅草)、花園神社(新宿)
関東最大の規模、屋台数も最多
神奈川 横浜・金刀比羅大鷲神社
港町らしい熊手デザインが人気
埼玉 久喜鷲宮神社
歴史ある格式高い酉の市
大阪 大鳥神社(堺)
関西で最古の酉の市
福岡 筥崎宮
商売繁盛祈願の名所として有名
熊手とは?「福をかき集める」縁起物の意味
熊手の由来と縁起の意味
熊手はもともと農具の一つで、
落ち葉を集めたり田畑を
整えたりするために使われていました。
それが「運をかき集める」
「福を招く」
という意味に転じ、
江戸時代に縁起物として
販売されるようになりました。
熊手には金銀の飾りや鶴、亀、
小判、招き猫、米俵などのモチーフがあしらわれ、
「幸福・金運・長寿・繁栄」
の象徴がぎゅっと詰まっています。
そのため、熊手は“金運の象徴”
として特に商人の間で
大切にされてきたのです。
熊手が「商売繁盛」と深く結びついた理由
熊手の形状は「手を広げて掴む」姿に似ており、
「運をしっかり掴み取る」
象徴とされています。
江戸時代、商人たちは一年の努力を感謝し、
来年の成功を祈って熊手を
授かるようになりました。
商売において
「縁を広げ、福を集める」
ことは非常に重要です。
その考え方が熊手の意味と一致し、
やがて「商売繁盛の象徴」
として全国に広まりました。
現代では会社経営者や個人事業主だけでなく、
受験生やアーティストなども
“成功を掴むお守り”
として熊手を買い求めます。
熊手の正しい選び方と購入のマナー
熊手のサイズ・価格の違いと意味
酉の市で売られる熊手には、
手のひらサイズの可愛いものから、
人の背丈ほどある豪華なものまで、
実に多様な種類があります。
価格も数千円から数十万円以上と幅広いですが、
重要なのは
「自分に見合った熊手を選ぶこと」
です。
初めての人は無理をせず、
小さめの熊手から始めるのが基本。
翌年は“昨年より少し大きい熊手”
を選ぶことで
「運を大きくする」
「商売を広げる」
とされ、毎年少しずつ
大きくしていくのが縁起の良い買い方です。
金額よりも、心を込めて
授かることが最も大切なのです。
「買う」ではなく「授かる」理由
酉の市では「熊手を買う」とは言わず、
「熊手を授かる」と言います。
これは熊手が単なる商品ではなく、
「神様からの福を分けていただく縁起物」
だからです。
お金のやり取りはありますが、
それは“授与料”として納めるもの。
売買ではなく、あくまで
“ご縁”をいただく行為なのです。
この心構えを持つだけで、
熊手への感謝の気持ちが深まり、
自然と福を呼び込むパワーも
強くなるといわれています。
値切るのはOK?「三本締め」の風習とは
熊手を授かる際に、値段のやり取りを
する光景を見かけます。
実はこれも酉の市ならではの風習。
店主とお客が
「ちょっとまけてよ!」
と笑顔でやり取りするのは、
“縁起の掛け合い”を意味しており、
値切りそのものが商売繁盛の象徴なのです。
そして交渉が成立すると、
熊手屋の人たちが威勢よく
「ヨーッ!ポン!」
と手締めをします。
これが「三本締め」です。
この瞬間に周囲の空気が一気に明るくなり、
場が福気に包まれます。
熊手を授かる醍醐味のひとつです。
熊手屋との縁を大切にするポイント
熊手を授かったら、その熊手屋さんを
翌年も訪れるのが理想です。
熊手屋とのご縁を続けることで、
運の流れが安定すると言われています。
「去年もここで授かりました」
と一言伝えると、店主も
覚えていてくれることが多く、
温かい交流が生まれます。
人との縁を大切にする姿勢そのものが、
商売繁盛に通じるという考え方です。
熊手は“人と福をつなぐ縁起物”でもあるのです。
初心者が失敗しない熊手の選び方
初心者が熊手を選ぶ際に迷いやすいのが
「デザイン」です。
豪華なものに目を奪われがちですが、
大切なのは“自分の願いに合った熊手”
を選ぶことです。
たとえば「金運アップ」
なら小判や大黒天が入ったもの、
「人脈運」なら鶴や亀、
「商売繁盛」
なら招き猫や米俵があしらわれた
熊手が良いでしょう。
また、最初は見た目の華やかさよりも
“ピンとくるもの”
を選ぶのがおすすめです。
直感で選ぶ熊手こそ、
あなたに福を呼び寄せる一本になります。
熊手の飾り方・祀り方で運気を最大化!
熊手を飾るのに最適な場所と方角
熊手は“運を集める道具”です。
そのため、飾る場所も非常に重要です。
基本的には、玄関や事務所の入り口など
“人が出入りする場所”
が最適とされています。
方角は「東向き」または「南向き」が吉。
太陽の光が当たる方角に飾ることで、
熊手の持つ陽のエネルギーが
活性化します。
逆に、暗く湿った場所に飾ると
運気が滞ると言われるため注意しましょう。
飾るときは熊手が人よりも
少し高い位置に来るように
設置すると縁起が良いです。
飾るタイミングと期間の目安
熊手を飾るのは、授かってから
できるだけ早い時期が良い
とされています。
多くの人は酉の市の当日か翌日には
飾り付けを行います。
飾る期間は一年間が基本で、
翌年の酉の市で新しい熊手を
授かる際に古い熊手を納めます。
これは
「一年の福を使い切り、新しい福を迎える」
という意味があります。
年中を通して大切に飾ることで、
運気の循環を保つことができます。
熊手を下ろす・処分する時の正しい方法
古い熊手は、翌年の酉の市で
“納め所”に返納します。
感謝の気持ちを込めて
「一年間ありがとうございました」
と声をかけると良いでしょう。
燃えるゴミとして処分するのはNGです。
熊手は神聖な縁起物なので、
必ず神社の納め所や
お焚き上げで処理します。
もしどうしても神社に行けない場合は、
塩で清めて紙に包み、
感謝の言葉を添えて
処分するのがマナーです。
商売運・金運を高める飾り方のコツ
熊手を飾る際に、ただ置くだけではもったいないです。
飾るときに
「今年もたくさんのご縁をいただけますように」
「商売が順調に発展しますように」
と声に出して願いを込めましょう。
さらに、熊手の周囲を整理整頓し、
清潔な状態に保つことも大切です。
風水的にも、きれいな空間には
良い気が集まるとされます。
熊手の前に榊やお水を供えると、
より神聖な空気が流れます。
家でもできる「福を呼び込む」熊手祈願法
神社に行けない時でも、日常的に
熊手に手を合わせることで
福運を呼び込むことができます。
毎朝、熊手の前で軽く手を合わせ、
「今日も感謝します」
と唱えるだけで、気持ちが前向きになり、
運気の流れが整います。
特別な祈祷をしなくても、
日々の“感謝と願い”が積み重なることこそ、
開運の近道なのです。
酉の市をもっと楽しむ!開運につながる行動・習慣
酉の市当日の服装・持ち物チェック
酉の市は11月の夜に
開催されることが多いため、
防寒対策は必須です。
参拝時にマフラーや手袋を用意しつつ、
動きやすい服装がおすすめ。
また、小銭やお札を多めに持っていくと、
熊手の授与や屋台巡りがスムーズです。
財布を新調しておくと
金運アップにも効果的!
加えて、感謝の気持ちを込めた
“笑顔”も忘れずに。
良い表情は福を呼び寄せる
最大の開運アイテムです。
福を呼ぶ屋台グルメ&人気の縁起物
酉の市の楽しみのひとつが屋台グルメです。
縁起の良い「たこ焼き(多幸)」
「甘酒(甘い運を呼ぶ)」
「焼きそば(運をつなぐ)」
などが人気。
また、熊手以外にも
「開運だるま」や「招き猫」
などの縁起物がたくさん並びます。
屋台を回るだけでワクワクした気持ちになり、
そのポジティブなエネルギーが
さらに運を引き寄せます。
食べて楽しむことも開運行動のひとつです。
神社での正しいお参り方法
酉の市でのお参りは、まず手水舎で
手と口を清めてから参拝します。
賽銭を入れた後は
「二礼二拍手一礼」
が基本。
願い事をする際は
「○○が欲しい」よりも
「○○を達成できる努力を続けます」
という前向きな言葉に変えると良いです。
神様は努力する人を応援する
といわれており、その姿勢が
最も運を引き寄せるのです。
開運のご利益を長持ちさせる習慣
酉の市で得た福を長持ちさせるには、
感謝と笑顔の習慣が欠かせません。
毎日「ありがとう」を口にするだけでも、
あなたの周囲に良いエネルギーが循環します。
また、掃除を日課にするのもおすすめです。
特に玄関を常に清潔に保つことで、
運の入り口が広がります。
酉の市の福は
“日々の行動”
で育てていくものなのです。
酉の市の楽しみ方を次の年へつなぐコツ
酉の市は一年に一度の行事ですが、
そのご縁を次の年へつなぐことが開運の鍵です。
熊手屋さんにお礼を伝える、
神社へお礼参りに行く、
感謝を日々忘れない――
これらの積み重ねが、
来年の酉の市でさらに大きな
福を呼ぶことにつながります。
「運は連鎖する」
という言葉の通り、
続けることで運は
どんどん強くなっていきます。
まとめ
酉の市は、単なるお祭りではなく
「福を掴むための儀式」です。
熊手を授かる行為そのものが、
商売繁盛・金運アップ・
人脈拡大を象徴しています。
大切なのは、熊手を“買う”のではなく、
“感謝の気持ちで授かる”という心構え。
そして、一年を通じて感謝と
前向きな気持ちを持ち続けることが、
本当の開運につながります。
運は誰のもとにも公平に訪れますが
、それを掴めるかどうかは
日々の行動と心がけ次第。
酉の市をきっかけに、あなたの人生にも
大きな福を呼び込みましょう。

