仕事も家庭もひと段落して、
ようやく迎えた“自分たちの時間”。
そんな熟年夫婦にこそおすすめなのが、
子どもお断りの大人限定温泉宿です。
あと、インバウンドの外国人が
いない宿も重要なポイントですね。
特に、なんとか人とかなんとか人とかw
察してください(笑)
静寂に包まれた空間で、誰にも邪魔されず
二人きりの時間を過ごす
──それはまさに人生のご褒美。
本記事では、夫婦の絆を深める
極上の温泉旅の魅力と、
おすすめ宿・選び方・
過ごし方をたっぷりご紹介します。
熟年夫婦におすすめ!子どもお断りの高級温泉宿ベスト5
【箱根】強羅温泉 強羅花扇|伝統とモダンが融合した極上空間
強羅温泉 強羅花扇は全館禁煙。
自家源泉掛流し客室露天風呂を全室に備え、
箱根西麓野や相模湾の幸を
巧みに盛込む京会席に舌鼓を
うちましょう♪
湯船の縁からは自然の音だけが響き、
時間が止まったような安らぎを感じます。
夕食は懐石料理で、季節ごとの器や
盛り付けに心を奪われるほど。
サービスも控えめで心地よく、
まるで“自分たちだけの別荘”のよう。
静寂の中で交わす会話が、
夫婦の心を再び近づけてくれる場所です。
【伊豆】あさば|能舞台を眺める非日常の静寂
伊豆・修善寺に佇む「あさば」は、
全国の旅館の中でも別格と評される名宿。
室町時代から続く老舗でありながら、
古さを感じさせない
洗練された美しさが魅力です。
ここでは“子どもの声がしない贅沢”を徹底。
館内のどこにいても静寂に包まれ、
池に映る能舞台が幻想的な空間を演出します。
夜になると、ライトアップされた舞台と
月明かりのコントラストが見事。
食事は旬の素材を生かした会席料理。
器やお酒の選定まで
一流のこだわりが感じられます。
部屋食ではなく食事処で静かに提供されるため、
まるで料亭にいるような感覚。
露天風呂付きの客室も人気で、
木々に囲まれた湯船に身を沈めれば、
まさに“何もしない贅沢”の真骨頂です。
記念日や結婚記念旅行にも
ぴったりな宿として、
多くの熟年夫婦に愛されています。
【由布院】山荘 無量塔(むらた)|アートと自然が溶け合う宿
大分・由布院の名宿「山荘 無量塔」は、
芸術と自然の調和をテーマにした
大人の隠れ家。
全室離れ形式で、13歳未満の宿泊は不可。
敷地内にはギャラリーやカフェ
「天井桟敷」なども併設され、
まるで小さな芸術村のよう。
宿泊者だけが味わえる特別な空気が漂います。
部屋には薪ストーブや露天風呂があり、
まるで別荘に滞在しているかのような感覚。
BGM代わりに聞こえるのは、
風の音と鳥の声。
食事は地元の旬素材を使った創作懐石で、
器の一つひとつにまでセンスが光ります。
「美しいものを美しいままに感じる時間」
──そんな体験を求める熟年夫婦に、
これ以上ふさわしい宿はありません。
▶【楽天トラベル】由布院温泉 山荘 無量塔をもっと詳しく見る
【兵庫】城崎温泉 湯楽(ゆらく)|貸切風呂で楽しむ大人の癒し
楽天アワード2018~2021連続受賞
している人気の宿が湯楽です。
兵庫・城崎温泉にある「湯楽(ゆらく)」は、
13歳未満の宿泊を制限する“大人の隠れ宿”。
館内には静かなBGMとアロマの香りが漂い、
都会の喧騒を完全に忘れさせてくれます。
最大の魅力は、4種類の貸切風呂。
露天風呂付きのタイプもあり、
夜は満天の星を見ながら
二人だけの時間を楽しめます。
夕食は但馬牛や香住ガニなど、
地元食材をふんだんに使った会席料理。
食事処の仕切りも高く、
プライベート空間が守られています。
「静かに過ごしたい」
「夫婦でゆっくり温泉を楽しみたい」
という人にとって、これ以上ない環境。
まさに“語らいの宿”と呼ぶにふさわしい場所です。
▶【楽天トラベル】城崎温泉 湯楽 Yuraku Kinosaki Spa&Gardensをもっと詳しく見る
【熊本】全室離れの温泉宿 久邸
いつも緑で美しい景観が広がる場所で、
夜は満天の星空が天空を彩り、
幻想的な風景を味わえます。
全室離れの宿なので、うるさい思いを
してうんざりした経験がある人に
とっては、まさにぴったりの
癒しの宿ですよ♪
二人の時間を取り戻す「大人限定温泉旅」の魅力
子どもお断り宿が人気を集める理由
近年、子ども連れの宿泊を制限した
「大人限定」の温泉宿が増えています。
その理由は、静けさや落ち着きを求める
旅行者が増えたからです。
特に熟年夫婦には、静かな空間で
ゆっくり語り合い、心から休息できる
時間が何よりの贅沢。
大人限定の宿では、館内の雰囲気や
サービスも洗練されており、
喧騒とは無縁の穏やかな時間を過ごせます。
スタッフも静寂を大切にする接客を心がけ、
照明やBGMも控えめに。
そんな環境だからこそ、
自然と会話がゆったり弾み、
「こんな時間、久しぶりだね」
と微笑み合えるのです。
また、客層が似ていることで
居心地の良さが格段にアップ。
周囲を気にせず温泉や食事を楽しめる点も、
大人限定宿ならではの魅力です。
静けさがもたらす“心のデトックス効果”
静寂には不思議な力があります。
自然の音だけが響く環境では、
心拍数が落ち着き、ストレスホルモンが
減少するといわれています。
温泉の湯に浸かりながら、
鳥の声や風の音を感じるだけで、
心の疲れが溶けていくようです。
熟年夫婦にとって、この
「心のデトックス」は特に大切。
子育てや仕事に追われていた日々を終え、
ようやく自分たちの時間を取り戻す。
そんなときに訪れる静かな温泉宿は、
まさに心のリセットボタン。
余計な音がないからこそ、
湯けむりの中で自然と会話が生まれ、
改めてお互いの存在を感じる。
静寂は、二人の絆をもう一度
確かめるための最良の環境なのです。
熟年夫婦がリピーターになる心理
多くの大人限定宿は、リピーター率が
非常に高いことで知られています。
その理由は「安心感」と「特別感」。
一度訪れると、宿の雰囲気やおもてなしの質が
自分たちに合うかどうかがすぐに分かります。
静かで落ち着いた空間、
丁寧で控えめな接客、
旬の味覚を生かした料理──
それらが自分たちの感性に
ぴったりだと感じると、
自然と“また行きたい宿”になります。
また、何度か訪れるうちに、
スタッフとの心の距離が近づき
「おかえりなさい」
と迎えられる瞬間も。
まるで第二の我が家のような温泉宿が、
熟年夫婦にとって最高の癒しとなるのです。
「夫婦での再発見」が生まれる瞬間
静かな宿では、会話の質が変わります。
テレビの音も子どもの声もない。
聞こえるのはお湯の流れる音と、
相手の声だけ。
そんな環境で話すと、普段は気づけなかった
優しさや思いやりに触れる瞬間があります。
「昔こんな話したね」
「あの時は大変だったね」
──そんな思い出話が自然とあふれ、
今の関係がより深まっていくのです。
また、旅の中で新しい趣味や
発見を共有することで、
改めて「この人と一緒にいて良かった」
と思える時間が増えていきます。
大人限定の宿は、夫婦が
“再び恋人に戻る場所”でもあるのです。
年齢を重ねたからこそ楽しめる温泉旅とは
若いころは「観光地めぐり」や「アクティブな旅」
が中心でも、年齢を重ねると
“ゆっくり過ごす”
旅の価値が分かるようになります。
温泉に入って、好きな時に休み、
心地よい時間を二人で共有する。
それこそが熟年夫婦にとっての理想の旅。
年齢を重ねた今だからこそ、
時間の使い方や楽しみ方が洗練され、
「何もしない贅沢」
が本当の幸せだと感じられるのです。
失敗しない「大人限定旅館」の選び方
年齢制限(13歳以上・中学生以上)をチェック
「大人限定」「子どもお断り」
と書かれている宿でも、
実はその基準は宿によってさまざまです。
たとえば「13歳以上」
「中学生以上」
「高校生から」
といった年齢制限が設定されている場合があり、
予約前に必ず確認することが大切です。
特に熟年夫婦がゆっくり過ごしたい場合、
13歳未満の宿泊を断っている宿を選ぶと安心。
小さな子どもがいる家族旅行客とは
完全に分けられているため、
館内全体の雰囲気が格段に静かになります。
また、年齢制限がある宿はコンセプトも明確。
照明を落としたラウンジ、
ジャズが流れるバー、
落ち着いたインテリア──
どれも“大人の時間”を意識して設計されています。
予約サイトでは、検索フィルターで
「大人限定」を選択するのもおすすめ。
楽天トラベルや一休.comでは、
「12歳以下宿泊不可」
などの条件で探すことができます。
備考欄に例えば
大人のためのリゾートにつき、勝手ながら
13歳未満のお客様をご遠慮いただいております。
という記載があったりします。
静寂を守るための年齢制限は、
宿側のこだわりでもあり、
利用者への心配りでもあるのです。
ちなみに千葉県は館山市の
THE SHINRAとか。
めちゃ泊まりたいぃ~(笑)
落ち着きのある客層を見極めるポイント
大人限定の宿を選ぶ際に重要なのが
「客層の雰囲気」。
年齢制限があっても、カップル向けで
賑やかな雰囲気の宿もあれば、
熟年夫婦に向けた静かな宿もあります。
見分け方のコツは、宿の公式サイトや
口コミ写真をじっくり見ること。
たとえば「お酒を嗜むバー」
「読書ラウンジ」
「静かなライブラリースペース」
がある宿は、落ち着いた
大人の客層が多い傾向にあります。
一方で「カップル向け」「ロマンチック」
などを強調する宿は、
若年層が多い場合も。
熟年夫婦が心からリラックスできる宿を探すなら、
“静寂”“隠れ宿”“離れ”
といった言葉をキーワードに検索すると良いでしょう。
口コミで「静かに過ごせた」
「周囲を気にせずゆっくりできた」
と書かれている宿は、信頼度が高いサイン。
旅行前のリサーチを丁寧に行うことで、
滞在中の満足度が大きく変わります。
プライベート感のある客室や露天風呂付き客室
熟年夫婦の温泉旅では、
「他の宿泊客を気にせず過ごせるか」
が大切なポイントです。
そんな方におすすめなのが、
露天風呂付きの客室や、完全な離れタイプの宿。
客室に専用風呂があると、好きな時間に、
好きなだけ温泉を楽しめます。
チェックイン直後や深夜、朝の光に包まれた時間
──それぞれ違った湯情を味わえるのが魅力です。
また、他の宿泊客と顔を合わせる機会が少なく、
まるで二人だけの別荘のような感覚に。
最近では「露天風呂付き+お部屋食+離れ客室」
という三拍子揃った宿も人気。
静寂を求める大人には理想的なスタイルです。
注意したいのは、露天風呂の構造。
外から見えないか、冬場でも快適かなど、
写真や口コミで確認しておくと安心です。
心から落ち着ける空間を選ぶことで、
旅の質が格段に上がります。
夕食・朝食のスタイルでわかる宿の本気度
温泉宿の魅力のひとつが、やはり料理。
大人限定の宿は“食の質”にも
こだわりを持つところが多く、
ここをチェックすることで
宿の本気度が見えてきます。
たとえば、個室での懐石料理を提供する宿は、
静けさを重視したタイプ。
地元の旬食材を丁寧に調理し、
器や盛り付けにも美学が感じられます。
一方で、半個室やカウンター形式を
採用する宿は、シェフとの会話を
楽しむスタイル。
どちらも“大人の食体験”を意識しています。
朝食も重要なポイント。
和朝食か洋朝食か選べる宿、
炊きたての土鍋ご飯や温泉卵を
提供する宿など、細部にまで
手を抜かない宿は信頼できます。
口コミでは
「静かに食事ができた」
「一品一品に感動した」
という声が多い宿ほど、
落ち着いた客層が多い傾向。
食事スタイルを見ることは、
宿選びで失敗しない大切なコツです。
口コミ、レビューで注目すべき項目
予約サイトを見るとき、
「星の数」よりも注目したいのが
レビューの“中身”。
特に以下の3点に注目すると、
熟年夫婦に合う宿かどうかが分かります。
注目ポイント 理由 チェックのコツ
「静かに過ごせた」などのキーワード
騒音・子ども客が少ない宿である証拠
口コミ内検索で「静か」「落ち着く」で確認
「スタッフの距離感がちょうど良い」
過剰でも放任でもない理想の接客
丁寧・穏やかなどの表現が多い宿を選ぶ
「食事が丁寧」
客層が落ち着いており、
宿の質が高い傾向
写真付きレビューで料理の雰囲気も確認
口コミは“旅の先輩の声”。
写真よりもリアルで、
宿の本当の雰囲気を教えてくれます。
レビューの中に「また行きたい」
と書かれている宿は、
リピーターが多い証拠。
つまり、安心して選べる宿ということです。
大人の温泉旅を満喫する過ごし方
到着したら「何もしない贅沢」を楽しむ
旅先に着いた瞬間から、
観光や撮影に走るのは少しもったいない。
熟年夫婦の温泉旅では、
「何もしない時間」
こそが最大の贅沢です。
チェックイン後は荷物を置き、
まず深呼吸を。
宿の空気、香り、静けさを
体に染み込ませるように感じましょう。
ロビーでお茶を飲みながら、
庭の景色を眺めるだけでも、
心がゆるんでいきます。
客室に入ったら、まずは窓を開けて
外の音を聞いてください。
鳥の声や風の音が、日常の喧騒を
そっと消してくれます。
その後は、すぐに温泉へ。
移動の疲れを癒すように、
体をゆっくりお湯に預けましょう。
湯上がりには、冷たい水を一口。
ベッドに横になって、ただ静かに過ごす
──これが最高のスタートです。
忙しい日常ではなかなか味わえない
「ゆるやかな時間」。
それを取り戻すことこそ、
大人旅の真髄です。
読書やお酒を片手に過ごす夜の静寂
夜の温泉宿ほど、心を
落ち着かせてくれる場所はありません。
外の明かりが落ち、虫の声や
湯けむりの音が響く時間──
そこにあるのは、完全な“静寂の贅沢”。
そんな夜は、テレビを消して
ランプの灯りだけで過ごしてみましょう。
お気に入りの本を開くのもよし、
地酒やワインを片手に語り合うのもよし。
静かな時間は、会話を
ゆっくりと深めてくれます。
「最近どうだった?」
「昔こんな話したね」
──そんな何気ないやり取りが、
心の距離を近づけてくれるのです。
宿によっては、バーラウンジや
ライブラリースペースを
備えているところもあります。
柔らかな音楽とお酒の香りの中で、
二人だけの時間を過ごすのは格別。
時計を見ずに、夜をゆっくり楽しむ。
それはまさに“大人だけが
味わえる至福の時間”です。
露天風呂で語らう“これからの夫婦時間”
露天風呂に入る時間は、
夫婦の絆を確かめる特別な瞬間です。
湯けむりに包まれ、空を見上げながら語らうと、
不思議と素直な気持ちになれます。
「これからどんな風に過ごしていこうか」
「次はどこに行こうか」
──そんな未来の話をするのに、
温泉ほどぴったりな場所はありません。
自然と調和した温泉は、心を穏やかにし、
会話を柔らかくします。
お湯の温かさは体だけでなく、
心の距離までも近づけてくれるのです。
また、夜の露天風呂は格別。
月明かりや星空を見ながら入ると、
時の流れを忘れてしまうほど。
湯面に映る星を眺めながら、
ただ黙って肩を並べる時間もまた、
言葉以上に深いコミュニケーションです。
日常ではなかなか生まれない
「静かで温かい会話」。
それを生み出すのが、
温泉という不思議な空間なのです。
朝風呂と地元食材の朝食で迎える幸せな朝
温泉宿の朝は、静寂と清々しさに満ちています。
夜が明ける頃、湯煙の中に
朝日が差し込む景色はまるで絵画のよう。
その中で入る“朝風呂”は、
体も心も目覚めさせる最高の時間です。
朝の温泉は血流を促し、代謝を高め、
体のリズムを整えてくれます。
お湯に浸かりながら、
「今日も一緒にいられる幸せ」
を感じる瞬間でもあります。
風呂上がりにいただく朝食は、
旅の満足度を左右するほど大切。
炊きたてのご飯、温泉卵、味噌汁
──それに旬の地元食材が並ぶだけで、
まるでご褒美のような朝になります。
最近では、熟年夫婦向けに
“ゆっくり朝食”
を提供する宿も増えています。
早起きしなくても良い、
チェックアウトまでのんびりできる
──そんな宿なら、
最後の瞬間まで穏やかに過ごせます。
朝の光を浴びながら食卓を囲む、
それだけで旅が完成します。
スマホを置いて心で感じる旅の時間
旅をもっと豊かにするための秘訣は、
思い切ってスマホを置くこと。
SNSや通知から離れ、
目の前の自然や相手との時間に集中することで、
旅の質がぐっと変わります。
湯けむりの立つ景色、
湯船の中での会話、食事の香り
──それらを「感じる」ことが旅の本質。
写真に残さなくても、心の中に残る
記憶の方がずっと深く、美しいものです。
また、デジタルデトックスの効果は
科学的にも証明されています。
ストレスホルモンが減り、
睡眠の質も上がるといわれています。
「何もしていないようで、実は最高の時間」。
そんな旅の過ごし方が、
大人の温泉旅行の醍醐味です。
スマホの代わりに、手書きの日記や
旅ノートを持っていくのもおすすめ。
二人で感じたことを少しずつ書き残すと、
旅が終わっても思い出がずっと続いていきます。
次の旅行がもっと楽しみになる「大人旅の習慣」
記念日に合わせて温泉旅を計画する
熟年夫婦の旅でおすすめなのが、
結婚記念日や誕生日、退職記念日など
「人生の節目」
に温泉旅行を重ねることです。
記念日旅行は、ただの観光以上に
“意味のある時間”を作り出します。
例えば、毎年同じ宿を訪れる
「恒例の記念日旅」
にするのも素敵です。
宿の人に顔を覚えてもらい、
「おかえりなさい」
と迎えられる瞬間は、
まるで第2の故郷のような温かさがあります。
また、年齢を重ねるごとに
旅の過ごし方が変化していくのも魅力。
以前は観光中心だったのが、
今は「宿でゆっくり」が心地よくなる
──そんな変化を楽しむのも大人旅の醍醐味です。
記念日に合わせて宿泊を計画すると、
宿側から特別なおもてなし
(デザートプレートや記念撮影など)
をしてもらえることもあります。
“特別な日”に“特別な場所”を訪れる。
そんな小さな習慣が、
二人の絆を深め、
日常に彩りを添えてくれるのです。
行った宿を「夫婦のアルバム」に残す
旅の思い出は、写真や記録に残すことで
より鮮やかになります。
スマホで撮るだけでなく、
アルバムやノートにまとめるのがおすすめです。
宿のパンフレット、料理のメニュー、
チケットの半券などを一緒に貼ると、
見返したときにその時の空気や
香りまで蘇ってきます。
特に温泉旅は、季節ごとに
景色や料理が変わるため、
1冊のアルバムが“二人の歳月の記録”になります。
最近では、ネットで簡単に
フォトブックを作れるサービスも充実しています。
旅の写真をアップロードするだけで、
美しい一冊が完成。
「またこの宿に行こうか」
「この時楽しかったね」
と会話が生まれるきっかけにもなります。
夫婦で一緒にアルバムをめくる時間は、
まるで過去と今をつなぐような
温かなひととき。
旅の記録が、次の旅へのエネルギーになるのです。
旅先で出会ったお気に入りの一品を集める
温泉旅の楽しみのひとつが
「その土地ならではの出会い」。
地元の陶芸品やガラス細工、
宿で使われていた器など、
心惹かれるアイテムを
少しずつ集めていくのも素敵な趣味です。
たとえば、宿の夕食で使われていた湯呑みや
箸置きを後日取り寄せると、
自宅でも旅の余韻を楽しめます。
また、旅先で買ったお酒や
温泉饅頭を帰宅後に一緒に味わえば、
旅の続きをもう一度感じられるでしょう。
モノを集めることは、思い出を
「形」にすることでもあります。
それを見るたびに、その時の笑顔や
空気を思い出せるのです。
「この湯呑みは箱根の宿」
「この器は由布院で買ったね」
──そんな会話が日常に溶け込むと、
家の中が少しずつ“思い出の博物館”になります。
季節ごとに訪れたい温泉地リストを作る
大人の旅の楽しみは、リピートの中に
新しい発見を見つけること。
春は桜露天、夏は新緑、秋は紅葉、
冬は雪見風呂──日本の四季は、
温泉旅に最適な背景を提供してくれます。
おすすめは、季節ごとに訪れたい
温泉地リストを作ること。
「春は伊豆」
「秋は黒川」
「冬は箱根」など、
テーマを決めて計画すると、
旅が一層楽しみになります。
リストを作ることで、
「次はどこ行く?」
という会話も弾み、
旅のモチベーションが持続します。
また、同じ宿でも季節が違えば
まったく別の表情を見せてくれるのも魅力。
たとえば、初夏の新緑と
秋の紅葉では光の色が違い、
湯船に映る景色が変わります。
季節の変化とともに二人の思い出も
増えていく──そんな“時間を旅する”
ような感覚こそ、大人の温泉旅の最大の魅力です。
夫婦の絆を深める“定番の旅スタイル”を持つ
熟年夫婦の旅が長続きする秘訣は、
「自分たちなりの旅のスタイル」
を持つこと。
たとえば、
「チェックイン後は温泉→夕食→部屋で一杯」
「朝は必ず露天風呂からスタート」
など、二人だけの“おきまり”を作るのです。
こうしたルーティンは、
旅を重ねるほどに味わいを増します。
宿の人も覚えてくれて、
「いつものご夫婦」
として迎えられるようになるのも
嬉しいポイント。
そこに安心感と親しみが生まれます。
また、旅を通して“共通の価値観”が深まるのも
夫婦関係の良い刺激になります。
温泉旅を単なるリフレッシュではなく、
「二人の時間を大切にする習慣」
に変えていく──それが、
熟年夫婦にとって最高のライフスタイルです。
静けさ、温もり、会話、そして笑顔。
そんな旅の積み重ねが、
これからの人生をより豊かにしてくれるのです。
まとめ
熟年夫婦の温泉旅行は、
ただの“癒し”ではなく、
人生の節目を彩る大切な時間です。
子どもお断りの高級宿は、
静けさと心地よさが守られた特別な空間。
何もしない贅沢を味わい、
湯けむりの中で語らい、
季節を感じながら生きる
──そんな旅こそが、二人の絆を深め、
心を豊かにしてくれます。
これからも年齢を重ねるたびに、
「また行こうね」
と言い合える旅を重ねていきましょう。
